一昨年、昨年から続いている中国からのアパレル生産シフトの波は、今年2013年も強くなる一方です。欧米向けがまったくふるわなった昨年までと違い、今年は復調の兆しが見え始めています。
中国からのシフトはいつでもできると安易に構えていらっしゃいませんか?
中国からベトナムでの生産シフトは、おそらく今年がラストチャンスの年です。
アメリカ向けの生産が復調すれば、相当量のオーダーを持ってきても、日本向けのオーダーに目を向けることはないでしょう。
一方で、ベトナムは2015年の環太平洋経済連携協定(TPP)施行に向け、着々と準備しています。TPPが施行されれば、またアメリカ向け生産の大ブームが起こることは間違いありません。そうなれば、2000年代に2度あったアメリカ向け生産ブームのように、日本向けの仕事は既存の仕事以外まったく目を向けてもらえなくなります。
そのピークは、おそらく2015年から2016年にかけてでしょう。となると、今の時期を逃せば、2017年ごろまでベトナムへの日本向けの生産シフトはできないことになります。
そういう意味では今年が実質ラストチャンスとなるでしょう。
ミラン・コンサルタントでは、脱中国・チャイナリスク回避/ベトナム生産へのシフトの動きを強力にサポートいたします。