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ベトナムの縫製工場の立地

ベトナムのシャツメーカー

南部

ホーチミン市

10年くらい前までは街の中心地域にも縫製工場があったが、徐々に郊外へ移転している。現在、縫製会社が残っているのは、国道1号線沿いや周辺のタンビン(Tan Binh)区、タンフー(Tan Phu)区、12区、ゴーヴァップ(Go Vap)区、トゥードック(Thu Duc)区、9区、あるいは、区部を離れて、ホックモン(Hoc Mon)県、クチ(Cu Chi)県、ビンチャン(Binh Chanh)県、ニアベ(Nha Be)県などの郊外地域である。

区部地域では、すでに工員の集まり状況が芳しくなくなり、さらに郊外に移転する傾向にある。

 

ホーチミン市周辺

ホーチミン市を取り囲むロンアン(Long An)省、タイニン(Tay Ninh)省、ビンズン(Binh Duong)省、ドンナイ(Dong Nai)省、バリア-ヴンタウ(Ba Ria-Vung Tau)省などに市内にあった工場が移転している。ホーチミン市中心部から車で1-2.5時間程度の圏内。

なかでも、ドンナイ省、ビンズン省は工業団地が多く、縫製工場も多数あるが、工業団地内では、同業種間の工員の取り合い、他業種への工員の流れなども起こり、工員確保は容易でない状況が見られる。

 

メコンデルタ地域

ティンザン(Tien Giang)省、ベンチェ(Ben Tre)省、ヴィンロン(Vinh Long)省、カントー(Can Tho)省などにも縫製工場が進出している。道が整備され、カントー市までは車で4時間を切る。

 

その他の地域

ドンナイ省、ビンズン省が工員不足の傾向がみられることから、ホーチミン市から見てさらに遠いビンフック(Binh Phuoc)省、ビントゥアン(Binh Thuan)省にも繊維企業の進出が見られるようになった。

ラムドン(Lam Dong)省にはニット工場やシルクの工場も見られる。

 

 

 

北部

ハノイ市

ハノイ市は2008年に周辺の省などを併合し、市域は従来の3.6倍になった。繊維会社が残っているのは、旧ハノイ市域内では、ホアンマイ(Hoang Mai)区、タンチー(Thanh Tri)区、ロンビエン(Long Bien)区、ザラム(Gia Lam)県、ドンアイン(Dong Anh)県など及び旧ハタイ(Ha Tay)省地域である。

 

ハノイ市周辺

ハノイ市からハイフォン(Hai Phong)市へ伸びる国道5号線沿いのフンイン(Hung Yen)省、ハイズン(Hai Duong)省や、ハイフォン市、1号線を南下したハナム(Ha Nam)省、ナムディン(Nam Dinh)省、ニンビン(Ninh Binh)省、北西部のヴィンフック(Vinh Phuc)省、フートー(Phu Tho)省、 北西部のバクニン(Bac Ninh)省、バクザン(Bac Giang)省などに縫製工場など繊維会社が多く位置している。

国道5号線沿いのフンイン(Hung Yen)省、ハイズン(Hai Duong)省は工業団地が多く、他業種の参入も著しいことから繊維産業の人員集めはかなり難しくなってきている。

ハノイ市から南東部のナムディン(Nam Dinh)省は、古くに紡績業が興り、ベトナム繊維産業の中心地であることから、同省及び隣のタイビン(Thai Binh)省には、特に多くの繊維会社が集積している。

 

その他の地域

国道1号線を車で4時間南下したタインホア(Thanh Hoa)省にも韓国系、日系などの繊維会社が進出しており、工員集めの競争を嫌い、さらに車で2時間南下したゲアン(Nghe An)省まで進出する動きがみられる。ハノイ市とゲアン省の省都ヴィン(Vinh)市は飛行機でも結ばれている。

 

 

 

中部

ダナン市

ダナン市内にはいくつか工業団地があり、繊維工場も多い。

 

ダナン市周辺

ダナン市に隣接するクワンナム省、トゥアティエン-フエ省には縫製工場が進出し始めている。しかし、一部には工員集めがすでに難しくなってきている地域もある。

 

その他の地域

ビンディン(Binh Dinh)省にはニアベ縫製が積極的に新工場を展開している。

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